「トライアングル」

「トライアングル」
船上サスペンス映画
何も知らないで見れば面白い。
ヨットで遭難した五人が謎の船に乗る。
覆面の人物に襲われ次々と殺される。

これは備忘録なのでネタバレする。

ハインラインの「時の門」のサスペンス版。
主人公の女が週末のヨット旅行に出るところで、ん?
彼女には自閉症の息子がいたはずなんだが、なにやらぼんやりしてるし、
と主人公に不信感。
船出の時にカモメがマストから飛び立つ。
画面から見切れ、再びフレームに入りパンするとヨットが沖に出ている。
このカモメはラストシーンにも使われる。
不思議な嵐でヨットは遭難。
おそらくここでヨットは過去に戻されている。
転覆したヨット。不気味な客船が現れ乗り込む。(タラップがついている)

無人と思われたが、謎の人物がいて次々と殺される。
主人公以外が全員殺されると、また転覆ヨットが現れ同じことが繰り返される。
船の名前は「アイオロス」。
死神を出し抜いて永遠に岩を転がす罰を与えられたシシュポスの父親の名前。
女はループを抜け出し、息子のいる現世に戻るために仲間を殺しだす。
ひとりを二回殺すことになる。
ペンダントが格子に引っかかって床下に落ちる。
格子から下を覗くと無数のペンダントが落ちている。
ループが何度も起こっているのがわかる。
これが仲間の死体、カモメの死体でものちに示される。びっくり。

女は結局過去の自分に海に突き落とされ、海岸に流れ着き自宅に戻る。
オープニングの息子と暮らしている自分の場面を目撃する。
自閉症の息子に腹を立てて殴る女。
その自分に怒りを爆発させ、自分を撲殺する。
死体を車に乗せ、息子とともに家を出る。
カモメが車にぶつかる。
車を止めカモメの死体をがけ下に捨てようとするとそこに無数のカモメの死体。
まだ終わっていなかった。
トラックと衝突。
息子と自分の死体が散乱するなか、ショック状態の女はヨットハーバーに向かう。
出港するヨット。飛び立つカモメ。

見終わってぞっとする。この女は何の罪でこの地獄に落ちたのか。
矛盾の指摘もご都合主義の楽しみの一つと、無粋を承知で言うと、
ペンダントと死体が蓄積されるなら、失われるものもあるはずで、
ショットガンや弾薬は減っていくはずだ。
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by hasegawatetuya | 2014-11-06 08:04 | 本、映画