カテゴリ:本、映画( 55 )

宮廷画家ゴヤは見た

思ってたのと全然違う映画だった。
ナタリー・ポートマンちゃんは萌える間もなく酷いことになって可愛くなくなっちゃうし、
ゴヤがわき役だし、
そもそも映画の中心が誰だかよくわかんない。
ハビエル・バルデムの話なんだけど、
登場人物同士の結びつきが弱いの。
強い感情があるとすれば、ポートマンちゃんの親父の娘愛と、
(でも始まり部分であっさりぶった切られるし)
あとはポートマンの娘に対する愛情だけ。
バルデムはひたすら運命にもてあそばれている。
映画が、というより、この時代と社会が空虚で無残なんだろうな。

最後の鉄環絞首刑は映画で初めて見た。
アタワルパもああやって殺されたんだろうな。
映画では即死してたけど、たぶん本物はじわじわでしょう?
ううう。

若いころのゴヤがマホだった。
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by hasegawatetuya | 2015-02-13 07:08 | 本、映画

佐藤亜紀さんの短編集。
「バルタザールの遍歴」を頭の悪いわらしはヒーヒー言いながら読んだけど、
こっちは短編集だし、三面記事なのがあってひひひでした。
「金の象眼のある白檀の小箱」てのがジュノー夫人ことロールとメッテルニヒの
色恋の話で、語り手がメッテルニヒ夫人でまー貴族の奥方ってこんなかーと思いながら、
けけけと笑ってみてましたら、結構な修羅場になってビビりました。
ジュノー、情けないぞ、男ってば・・・メッテルニヒ夫人をみならえ。

ロールことジュノー夫人の回想録によるって巻末に書いてあったけど、
彼女の回想録は脚色がいろいろあるという話も聞くから、
史実に忠実な漫画を描く身としては、ルウルウちゃん本当にありがとう。
僕は信じるよ。
きっとバルザックがロールを
「真実は君と大衆が選ぶんだよ」とかなんとかそそのかしたに違いない。

ほかの短編も今読んでるけど面白い。
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by hasegawatetuya | 2015-02-11 07:36 | 本、映画

母の眠り

母親(メリル・ストリープ)とそりの合わない娘(レネー・ゼルウィガー)はニュー・ヨークの記者。
父親(ウィリアム・ハート)を尊敬している。
母親は癌になり、娘は介護に帰る。
ストリープが普通の主婦、近所付き合いを大切にし、コミュニティーべったり・・・を演じる。
普通の主婦やったことないだろうに、よくできるな。

パパの人生は引き算だけど、私のは足し算なの。
幸せよ、いま死んでもいい。
町の音が聞こえる。

癌が進行すると苦しみがます。
きれいごとは言っていられない。

なんで死ねないの。
一度しか言わない。
お父さんについてあなたが知っていることでわたしが知らないことはない。
いまもっているものを愛するのよ。
家族は愛しているから大切なの。
全部言ったわ、悲しいってこと以外。
あなたの結婚式を見たかった。
写真を切り抜いたりしたら大きな穴が開くわ。

ストリープがすごい。
ゼルウィガーもすごいが、かなうわけがない。
かなわないところがゼルウィガーのいいところで、
「黄昏」のヘプバーンとジェーン・フォンダを思い出した。
男どものダメさに胸が痛い。
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by hasegawatetuya | 2015-02-07 21:30 | 本、映画

剣術抄

リイド社の「乱」にて連載した「剣術抄」(とみ新蔵)。
おもしろーい。
老剣士が若者に指導。
剣は相手を殺す手段なのだとばかり、マキワラも切断せずに端っこをサクッと切る。
首を切断せずに、頸動脈を切ればいいのだ。
型だのルールなど無用、こちらが殺されずに殺すのだ。
と、同時に
漫画のルールなど無用、面白ければいいのだ。
と老漫画家が言ってるようにも見える。
この域まで行けるのかなあ、おれは。

まだ酒が残ってるみたいで食欲がない。
どんだけ肝臓が弱いんだ。
新年会でモテナイ男たちが集まってどんなエロが好きかワイワイやっている横で
ニコニコ笑っている独身女編集がいた。
普通あきれて席を離れるだろう。
度量が広いんだなあ・・・と思い返すと、
なんだ、このモヤモヤする感じは。
突然思い出した。
あの編集、「結婚パートナーゲット計画」を楽しそうに語っていたが、
その内容が俺らの10倍くらい非人道的だった。
女の人コワイ。
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by hasegawatetuya | 2015-01-08 07:41 | 本、映画

ラブコメ

たまに見たくなる。
参考にしよう。
笑える素敵な恋愛「ラブコメ映画」ランキング30選!
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by hasegawatetuya | 2015-01-06 11:25 | 本、映画

みなもと太郎って

「浮雲児たち」でみなもと太郎さんが軍艦を女体化して出しただと・・・!?

くそー、まだそんなことできるのか。
あんなじーさんになりたい。

とみ新蔵さんの「剣術抄」もあたまがどーかしている漫画だし。

年とってもおもしろい人はおもしれーな。
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by hasegawatetuya | 2014-12-25 19:35 | 本、映画

ジュンク堂書店が解散へ

丸善CHIホールディングスは24日、子会社である「丸善書店」が、同じく子会社である「ジュンク堂書店」を吸収合併することを発表した。
今後の予定としては、平成27年2月1日にジュンク堂書店は解散。ジュンク堂を吸収合併した後、丸善書店の称号は「丸善ジュンク堂書店」に変更となる。


ジュンク堂さんは、なにを気に入っていただいたのか知らんけど、
「ナポレオン」を押してくださって、「日本で一番ナポレオン」を売ってくださる本屋さん」だったのです。
世間の評判どおりナポより、ヴィンランドサーガを押していればこんなことには、うっ、うっ、うっ。
赤字だったのか。
本って返品できるのに、
テナント料とか万引きとか大変なんだろうな。
うっ、うっ、うっ、僕はあなたのことを忘れない。
いやでも店員さんが根こそぎ首になって総入れ替えなんてことはないかな。
「デンキ街の本屋さん」みて書店員さんの苦労も知った。
あんな恋のバトルがおこなわれているとは、うらやましい。
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by hasegawatetuya | 2014-12-25 19:24 | 本、映画

「ザ・プロジェクト」


双子の男子高校生、ダサいけどイケメンが超能力でみんなを殺しまくる。
それをビデオ撮影し、鑑賞。
何を感じるか話し合っている。
超能力は他人に幻覚させること。
その能力があれが、自分にかけたほうがいろんな夢がかなって手っ取り早いのだが、
そういった場面も出てくる。
双子の片方(ジョナ)に彼女ができ、もう片方(セス)がなりすまして彼女をいただく。
ジョナはブチ切れ、自分の髪と指を切ってしまう。
「これで見分けがつく」
可憐な女が兄弟を崩壊させる。
兄弟は気色の悪い両親と暮らしていたが、
実は両親はまともな人で、何年も前に双子に殺されていた。
そのことをジョナが気づいていなかった・・・ように見えるのは納得いかないが。

笑いながらロシアンルーレットをする不良。
膝から寄生虫を取り出そうとする校長。
死んだ父親に怯える女生徒。(性的虐待を受けていたみたい)
母親を轢いたと思う男(小児愛者だがわりと親切)

なかなか面白い。
刑事の夢は減らして、もう少し殺しのバージョンを見たかった。
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by hasegawatetuya | 2014-11-06 08:32 | 本、映画

「トライアングル」

「トライアングル」
船上サスペンス映画
何も知らないで見れば面白い。
ヨットで遭難した五人が謎の船に乗る。
覆面の人物に襲われ次々と殺される。

これは備忘録なのでネタバレする。

ハインラインの「時の門」のサスペンス版。
主人公の女が週末のヨット旅行に出るところで、ん?
彼女には自閉症の息子がいたはずなんだが、なにやらぼんやりしてるし、
と主人公に不信感。
船出の時にカモメがマストから飛び立つ。
画面から見切れ、再びフレームに入りパンするとヨットが沖に出ている。
このカモメはラストシーンにも使われる。
不思議な嵐でヨットは遭難。
おそらくここでヨットは過去に戻されている。
転覆したヨット。不気味な客船が現れ乗り込む。(タラップがついている)

無人と思われたが、謎の人物がいて次々と殺される。
主人公以外が全員殺されると、また転覆ヨットが現れ同じことが繰り返される。
船の名前は「アイオロス」。
死神を出し抜いて永遠に岩を転がす罰を与えられたシシュポスの父親の名前。
女はループを抜け出し、息子のいる現世に戻るために仲間を殺しだす。
ひとりを二回殺すことになる。
ペンダントが格子に引っかかって床下に落ちる。
格子から下を覗くと無数のペンダントが落ちている。
ループが何度も起こっているのがわかる。
これが仲間の死体、カモメの死体でものちに示される。びっくり。

女は結局過去の自分に海に突き落とされ、海岸に流れ着き自宅に戻る。
オープニングの息子と暮らしている自分の場面を目撃する。
自閉症の息子に腹を立てて殴る女。
その自分に怒りを爆発させ、自分を撲殺する。
死体を車に乗せ、息子とともに家を出る。
カモメが車にぶつかる。
車を止めカモメの死体をがけ下に捨てようとするとそこに無数のカモメの死体。
まだ終わっていなかった。
トラックと衝突。
息子と自分の死体が散乱するなか、ショック状態の女はヨットハーバーに向かう。
出港するヨット。飛び立つカモメ。

見終わってぞっとする。この女は何の罪でこの地獄に落ちたのか。
矛盾の指摘もご都合主義の楽しみの一つと、無粋を承知で言うと、
ペンダントと死体が蓄積されるなら、失われるものもあるはずで、
ショットガンや弾薬は減っていくはずだ。
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by hasegawatetuya | 2014-11-06 08:04 | 本、映画

「湖のほとりで」




ネタばれします。
北イタリア、のどかな小さな田舎町で見つかった若くて美しい少女アンナの死体。平穏な­村が一転、不穏な空気が漂い始めるが、彼女の死によって人々のさまざまな思いが明らか­になっていく・・・。



最初小さな少女が誘拐される場面。
結局少女は戻り、その子の証言で湖のほとりで死体が発見される。
全裸で首を捻じ曲げられた若い女。
親子の関係がいくつも描かれる。
少女の親。
被害者を偏愛する親。無視される義理の姉。
知恵遅れの男と彼を憎む父。
被害者が通ったベビーシッター先の両親と死んだ子供。
父親がわめいた言葉は言えないという。
刑事の娘と妻。
被害者はベビーシッターをしていた幼児を見殺しにした父親を電話で攻めたて殺されていた。
被害者は脳腫瘍で余命わずかだった。
ふたりが被害者と肉体関係があったと証言するが、彼女は処女だった。
被害者が持っていた天使像は幼児の墓に付いていたもの。

最後に刑事が娘を連れて妻に会いに行く。
妻は病気のために家族を忘れはて、施設で会った男を愛している。
刑事は娘に
「おい、母さんがおまえを見て笑ったぞ」と言う。
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by hasegawatetuya | 2014-10-28 22:18 | 本、映画